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まち角

2019.10.25

 「おかえり 栞(しおり)の場所で待ってるよ」のコピーと、開いた本にしおりが載ったイラスト。「栞」の字だけが赤い。今年の読書週間のポスター。27日から11月9日まで▼読書週間は、戦争の傷跡が色濃く残る1947(昭和22)年に始まり、今年で73回目。「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」との思いで、出版社、取次会社、書店、新聞社、放送局などが集まり始まった▼その「読書週間」には、前史がある。第1回読書週間の23年前、関東大震災の翌年のこと。震災で、多くの命や家とともに、膨大な出版物、書店、出版社も失われた。そんな混乱期に、日本図書館協会が「読書週間」を立ち上げる▼前史と今に連なる読書週間は、ともに国を揺るがす大惨事の直後に生まれた。日本人が「読書」に抱く、熱くて大きな希望の姿がそこに見えるようだ▼糸島市立図書館でも、記念講演会(各館)、「ちょっとわくわく本のお楽しみ袋」(二丈館、志摩館)、「おはなし会スペシャル」(本館)などなど、さまざまな工夫を凝らした催しを準備している。各館に問い合わせ、お出かけください▼ノーベル化学賞の吉野彰さんは、小学校の担任から『ロウソクの科学』を紹介された。「ろうそくはなぜ燃えるのか。なぜ炎は黄色いのか」が科学を志すきっかけになったそうだ。同図書館のその本の順番待ちは、現在8人。いまさらノーベル賞はないが、今年の読書週間は、何かを借りて、何かを買って読もうと思う。平和のことも思いながら。

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