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まち角

2019.12.13

 九州に住むアフガニスタン人たちが大きな感謝と無念で迎える中、中村哲医師の遺体が福岡空港に降りた。何よりも平和を愛した人が、何よりも憎んだ暴力で、人生を絶たれた▼福岡市生まれの73歳。「ペシャワール会」現地代表。九大医学部卒業後、パキスタン北部に赴き、その後アフガニスタンに拠点を移す▼病気の背景は食料不足と栄養失調だとし、井戸を1600本、かんがい用水路などを100㌔以上作り、糸島市の面積の4分の3に当たる約1万6500㌶の土地に給水、65万人の命を支える▼生前、「飢えや渇きは薬では治せない」「ここでは、形だけの言葉はせからしい」「100万発の銃弾より1本の用水路」「武器を取る者は取れ。我々はクワで平和を実現しよう」「あと20年はやる。そのための体制を整える」と語っていた▼この夏、糸島市・伊都文化会館での講演会の実現に奔走した江頭邦弘さん(同市篠原東)は「無念で、悔しくて、言葉を失う。平和を守ることに全身全霊で行動された方だった」「あの日、糸島の中高生も熱心に話を聞いた。中村先生も子どもたちの質問に真摯(しんし)かつ熱心に答えてくれた」と話し、「先生の平和への取り組みを、次の世代の子どもたちにも語り継がなければならない」と、決意を語ってくれた▼中村医師は、ペシャワール会の会報に「来る年も力を尽くしたい。良いクリスマスとお正月を」と寄せた。「平和のために、何ができるのかを考え続ける」ことを手向けたい。

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