糸島新聞
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まち角

2020.07.11

 アオイ科の落葉低木。学名は「ハイビスカス・ハマボウ」。命名者は、かのシーボルト。糸島市のコミュニティバスの名前で、市の花「ハマボウ」のこと▼朝に咲き夕にはしぼむ「一日花」。可憐な印象だが、淡い黄色の花びらと朱色のめしべのコントラストが鮮やか。今月いっぱいが見ごろか▼梅雨の晴れ間、雷山川下流(通称・泉川)の加布羅橋から河口に向かう土手を歩く。ハマボウを守る活動に取り組む「泉川はまぼうの会」の「泉川はまぼうウォーキングマップ」にお世話になりながら。糸島市し尿処理センターには、土、日、祝日だけ駐車場が用意される▼日差しは強いが、川面を渡る風が心地よい。両岸の740本以上といわれるハマボウの群生に、ぽつぽつと黄色の花。対岸の水面すれすれに伸びた枝にも花が咲く。青い空と白い雲。可也山の濃い緑が右手、田んぼの苗の薄い緑は左手。散り落ちた黄色い花は川面をゆったりと海に向かう▼河川改修や海浜部の造成でハマボウの群落は減少している。福岡や山口など13県が絶滅危惧種に、佐賀や長崎など6県が準絶滅危惧種に指定している。残念ながら大阪では絶滅したという▼二丈松末の羅漢川両岸の群生も、泉川同様に見事。JR筑肥線糸島高校前駅南側の住宅地で庭にハマボウが咲く様子を「ママトコライター」が3面でレポートしてくれた。糸島のハマボウが、これからも咲き続けてくれますように。

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