糸島新聞
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まち角

2020.11.6

邪馬台国はどこ?当時の日本には文字が無く、中国の史書「魏志倭人伝」の2000字弱だけが頼り。大学の先生から古代史ファンまで入り乱れ、近畿・九州説に出雲・吉備・沖縄説も参戦。古代史最強のロマン▼その倭人伝に記された伊都国(いとこく)は、現在の糸島市と福岡市西区の一部といわれる。朝鮮半島を出て、対馬国(対馬)・一支国(いきこく)(壱岐)を経て、末廬国(まつろこく)(唐津・松浦)から「陸行五百里 到伊都国」▼その末廬国を国の重要文化財も交え紹介する「濱山海居(ひんざんかいきょ)末廬国」が伊都国歴史博物館(糸島市井原)で開催中。弊紙連載もご参照いただければ▼同館の角浩行館長は「文字が無い時代だからこそ、イメージが拡がる。展示の品々から想像の翼を広げてください」と言う。一堂に揃う宇木汲田遺跡(うきくんでんいせき・唐津市)の見事な銅矛・銅剣は、ここでしか見ることができない▼唐津市の徳蔵谷(とくぞうだに)遺跡で出土した石製の鋭いのこぎり状の銛(もり)の刃も美しい。同様の刃は、志摩芥屋の「天神山貝塚」や志摩新町の「新町貝塚」、朝鮮半島南海岸でも見つかった▼4000年という目もくらむほど前の糸島人は、木造の簡素な船で外洋に出て、命がけで大型の魚やクジラに挑み、朝鮮半島の人々とも交流していた。想像の翼が、途方もなく大きなドキドキとワクワクを運んでくれる。

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