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まち角
2021.02.25
乳がん検診での早期発見を促す「ピンクリボン運動」は、米国で始まった。日本でも医師会や企業が賛同し、その運動を知る機会は増え、乳がん検診率も向上している▼「レッド」はエイズに対する理解と支援の、「パープル」は暴力根絶を訴える。日本生まれの「オレンジ」は児童虐待防止。同じく「ブルー」は北朝鮮の拉致被害者の救出などなど、様々なリボン運動が展開されている▼柑橘系果実の色「シトラス」。コロナ感染者が職場で、医療従事者のお子さんが学校でつらい思いをしたことを機に愛媛の有志が始めた。特産の柑橘類の色で、コロナから帰ってきた人を「おかえりなさい」と暖かく迎えようと▼糸島でも、市が中心になって始動した。先日、前原の飲食店で黄緑と緑の水引で作られた三つ葉の携帯ストラップをもらった。その葉は地域・家庭・職場(学校)を表し、そのすべてからコロナへの偏見がなくなってほしいとの思いが込められている▼市内11の障害者福祉施設による「糸島市スマイルネットワーク」が賛同し、ストラップやピンバッジなどを施設利用者が手作りしている。糸島市前原中央の「木の実」では携帯ストラップとピンバッジ1個330円(税込)を、同じく「ゆめいろ舎」では刺しゅう入りのマスク1枚500円(同)を販売している▼三つ葉のクローバーの花言葉は、「愛」「希望」「信頼」だそうだ。