糸島新聞
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まち角

2021.12.17

そろそろ、おせちに取り掛かる頃か。例年のおせちに加え、漁獲量日本一の糸島の真鯛のぬた和えはいかが▼真鯛のサクに強めの塩を振り20分、塩を洗い水気を取る。絞った橙(だいだい)とコンブ一切れを入れた容器に、先の真鯛を30分から一晩好みで寝かせ、細切りにする。大根も細切りにし、塩水に10分程浸し、引き上げ絞る。ぬたは、普段使いの味噌を容器に残る橙果汁で伸ばし、砂糖を少々▼ポイントは、三つの素材を食べる直前に和えること。天盛りにしてこうとうねぎの小口切りを散らす。橙が香り立つ海と畑の幸が正月を彩る。真鯛は鰆でも美味▼教えてくれたのは、糸島市の料理研究家佐藤彰子さん。中村学園大学で学び、母の名を冠した料理教室「IZUMI」を主宰。魚のさばき方や魚料理を中心に教える。姫島での魚さばき教室や、収穫の場での「収穫料理教室」など、素材と料理と食の距離を縮める活動にも取り組む▼前原生まれ育ち。祖父が姫島の漁師で、幼い頃から魚になじみ「魚が大好き。刺身でも煮ても焼いても揚げても」。腕まくりで大きな魚をさばく姿は祖父ゆずり?「地元の食材を使って、日々の家庭料理を次の世代に伝えていきたい」▼この季節、魚に脂が乗り美味しくなるが、「寒風を突き、荒れる海に向かう漁師がいること」を忘れないでほしい。そんな魚を美味しく食べてほしいし、少しでも高く売れたらいいなとも思っている。

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