糸島新聞
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まち角

2022.01.14

 寅年の今年96歳になる母は、年賀状を眺めながら「近頃の虎は、あいらしかね。昔は、もちょっと猛々しかったっちゃけど」とつぶやいた▼干支(えと)は、十の「干(かん)」と十二の「支(し)」を組み合わせて60種。一巡に60年かかるので、60歳が還暦と呼ばれる。今年は、壬寅(みずのえとら)▼「壬」は十干の9番目で、次の生命を育む準備の時期。「寅」は十二支の3番目で、芽吹きが始まった状態。陰陽五行説での二つの関係は、「相生(そうせい)」と呼ばれ、相手を強くする。その壬寅がどんな年になるかは、過去の同じ干支の年が参考になるそうな▼60年前、干支が壬寅だった1962(昭和37)年には、アルジェリアやジャマイカなどが宗主国から独立し、ビートルズがレコードデビューした。日本では東京の人口が1000万人を超え、巨人の王選手が一本足打法に挑戦、堀江謙一氏が単独無寄港で太平洋を横断。戦後初の国産旅客機YS11も完成した。九州では、東洋一のつり橋若戸大橋が開通した▼糸島では、糸島郡農協が発足し、米をはじめタバコ・イチゴ・ミカンなどが近年まれにみる豊作だった。糸農高・糸高が創立60周年を迎え、糸島初の交通信号機が前原の西町の角に点灯した。志摩村の災害復旧工事では贈収賄事件が摘発されもした▼何か新しい事が始まる印象がある。冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れる。吉報がたくさん届くような、希望にあふれた年になれよかし。

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