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「3×3バスケ」日本一 カラツ・レオ・ブラックスの原慎也さん

2019.04.11

2ポイントシュートを放つ原さん

 糸島市出身の原慎也さん(35)=写真下=がキャプテンを務める、3人制バスケットボール「3×3」(スリー・バイ・スリー)のプロチーム「カラツ・レオ・ブラックス」(佐賀県唐津市)が、国内最大級のトーナメント大会(3月)で優勝、日本一に輝いた。3人制バスケは2020年の東京五輪の新種目。原さんは初の日本代表入りを目指す。

 3人制のコートは5人制の約半分で、ショッピングモールなど身近な場所でも試合ができるのが魅力の一つ。

 3月16、17日に仙台市の会場であった「3×3ドットエグゼトーナメント」の決勝には、全国の地区予選を勝ち抜いた男子48チームが出場。ブラックスは決勝戦で前回の優勝チームと対戦。全員が日本代表の手ごわい相手を20―18という接戦で制した。今月20、21日に開かれる世界クラブチームナンバーワン決定戦の予選出場権も手にした。原さんは「うちは前評判が高かったので、優勝できてほっとした」と喜んだ。

 可也小(同市志摩)5年生のとき、人気漫画「スラムダンク」の影響でバスケを始めた原さん。志摩中からバスケの強豪・福岡第一高(福岡市南区)に進学。始発電車に乗り終電で帰るバスケ漬けの毎日だったが、試合には3年間で1度も出場できなかった。

 3人制バスケとの出合いは同高卒業後。ダボダボのTシャツの中でボールを回したり、相手の股を抜くパスを出したり、〝魅せる〟バスケのとりこになった。小戸公園(同市西区)のコートで仲間と夜通しバスケをし、仮眠を取ってアルバイトに行く生活が続いた。

 23歳で東京に移住。身長174㌢とバスケ選手としては小柄ながら、ラインの外から放つ2ポイントシュートを武器にセミプロチームなどで活躍。3人制の本場・米国での武者修行も経験。3×3の世界では、32歳でプロリーグ「3×3ドットエグゼプレミア」で2016年、日本一と世界2位の実績を残した。

 昨年発足したブラックスに移籍。チームの運営会社「マッシヴドライヴ」(唐津市)の社長と二足のわらじを履き、スポンサー企業回りにも汗を流す。

 個人の国内ランキングは現在9位。今月の世界予選の結果次第では、さらにランクアップが期待できる。10位内にいれば東京五輪の強化合宿に参加できるという。「夢のまた夢の世界」だった日本代表が、手に届くところにある。

 原さんは「何とかして日本代表に入りたい。自分のプレーを見た子どもたちが、バスケを始めてくれるとうれしい」と目を輝かせた。

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