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雪残る水温3度の滝で 空手・剛柔流正剛館が寒行
2019.01.31

糸島市志摩の空手道場「剛柔流正剛館」志摩道場が27日、同市の白糸の滝で伝統の寒行を行った。周囲には前日に降った雪が残り、気温0度、水温は3度。5歳児から40歳代まで志摩と愛宕の両道場の約40人が、滝に打たれて心身を鍛えた。
今年で22回目。道場生たちは、入念に準備運動を済ませ、空手の形の繰り返しやランニングで、体を内から温めた。末松奈美師範に清めの塩を振ってもらった後、5班に分かれて滝の中へ。2~7分ほど滝に打たれながら、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)、六根清浄」と何度も唱え、歯を食いしばった=写真。
身を切るような滝から戻った参加者は「冷たいのを通り過ぎて、痛かった」と漏らした。子どもたちは、お湯を張った衣装ケースに飛び込み体を温めた。用意された熱々の豚汁やしし汁を口に運ぶと、ほっと目じりを下げた。
末松師範は「厳しい滝行を通して、どんなことでも諦めず、強い気持ちを持って取り組む人間に成長してほしい」と話していた。