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防災授業を市民に公開 九大、毎水曜午後

2019.04.18

緊急地震速報の仕組みを体感してもらおうと学生を動かす杉本助教(中央)

 九州大は、3年前の4月14日以降に相次いで起きた熊本地震を機に、理学、工学、医学などの研究者らがオムニバス形式で開いた講義「九州の防災」を、今年度は市民に公開、無料で受講できるようにした。7月24日までの毎週水曜(5月1日を除く)午後、同大伊都キャンパス(福岡市西区、糸島市)で計14人の専門的な話が聞ける。

 開講日(10日)の講師は、講義の代表教員で同大・持続可能な社会のための決断科学センターの杉本めぐみ助教(防災教育)。受講者は入学したての1年生が中心の学生約75人と市民ら9人。

 杉本助教は、熊本地震で、東海大農学部阿蘇キャンパスに通っていた学生らが暮らす木造アパートの1階が潰れ、下敷きになった同大の学生3人の若い命が失われたことを説明し、「自分の住む所がどんなリスクに囲まれているか確認する癖をつけるなど、自分の身近な人を守れる災害知識を、授業を通して身に付けてほしい」と話した。

 また、伊都キャンパスが九州電力・玄海原発から30㌔余りしか離れていないことを地図で示し、できるだけ皮膚や目を覆う上着やゴーグルのようなものを用意しておき、もし同原発で重大事故が起きたら逃げる時に使って、とも伝えた。

 杉本助教は災害に遭った時に「持っている知識と情報から、自分がどう決断するかが一番重要」と強調した。

 授業内容は、「九州 被災地支援大学間ネットワーク会議」のフェイスブックページで紹介。

 受講希望者は、杉本助教に開講日前日までにメール=sugimoto.megumi.320@m.kyushu-u.ac.jp=で連絡を。問い合わせは、杉本助教=092(802)6046。

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