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志摩中樗木楓さんが村山賞 九州日中青少年書画展
2021.01.22

日中子ども書画展「村山賞」を受賞した樗木さん
糸島市志摩小金丸の志摩中学校3年、樗木楓さん(15)が、第23回日中子ども書画展(九州日中文化協会主催)で「村山賞」(元内閣総理大臣で同展の最高顧問村山富市賞)を受賞した。この作品展には中国の小中学生と九州を中心とした小中学生の作品約1700点が出品され、村山賞にはそれぞれの国から2人ずつ選ばれた。
受賞した樗木さんの作品は、日本の伝統文化の茶道の情景を描いたアクリル画。同協会は「まさに日本の文化を象徴する絵でとりわけ目を引いた」と評価した。
樗木さんは、美術部20人の部長を務めながらこれまで数多くの作品を制作してきた。今年はコロナの影響で中文連(中学校文化連盟)の大会や各種コンクールも無く、発表の機会が失われてしまった。作品は2年生の時に描いていたものを美術部顧問の教諭に勧められ出品したもの。
生け花、弓道、百人一首など着物や袴を着て行う日本の伝統文化が好きという樗木さんは「日本の伝統文化が徐々に薄れていく中で、その文化を大切にしたい思いを茶道の情景で表現した。賞をきっかけにもっと深く美術を学んでいきたい」と話した。