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地元で育ったサツマイモ 長糸小の学校給食に登場
2021.01.29

サツマイモたっぷりのシチューに笑顔
糸島市の長糸小の学校給食に昨年の11月と12月、地元で育ったサツマイモを使ったメニューが登場し、子どもたちに大好評だった。
同小がある長糸校区の、校区まちづくり事業の一環。同校区子ども会育成会連合会(校子連)が中心となり昨年5月、学校近くの畑に芋苗を植えた。
「子どもたちの思い出をつくりたい」との願いを込め、「芋畑プロジェクト」と銘打たれた取り組み。校子連のほか、同小PTAや行政区長らが畑の除草や、イモを大きくするためのツル返し、イノシシの被害を防ぐための獣害ネットを設置するなど、手塩にかけて育てた。苗植えと収穫には、同小児童も参加した。
校子連が、全児童110人分のサツマイモをプレゼント。12月のメニューはビーンズシチューで、子どもたちは大喜びでサツマイモを口に運んでいたといい、重冨泰敏校長は「地域の皆さんとの連携で、作った人の顔が見える食材が給食のメニューに登場したことは、食育にとってとってもいいこと。孤食や偏食などの増加が社会問題となる中で、子どもたちも、食べることに興味が出たと思う」と話していた。