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桜野小で梅ちぎり脈々と 季節の学び、地域の宝
2022.05.27

梅の実を落とす6年生と拾う児童たち
糸島市の桜野小(稲月啓介校長、97人)で19日、伝統の梅ちぎりが行われた。6年生の児童18人は、2㍍ほどの竹の棒を持って登校し、その竹で梅落としした。
学校敷地内にある実習園は約80年前に開かれた。小学生らが約4000平方㍍に梅の木を植え、毎年梅を収穫し保護者や地域の人に販売してきた。
1年から6年生が縦割りでグループを作り、6年生が竹の棒で梅を落とし、下級生はビニールシートの上に落ちた梅を拾い集めた。活動を見守り手伝いをする保護者は、児童が拾い集めた梅を1・5㌔ずつ袋詰めした。今年の収穫は約250㌔。1袋500円で販売された。
稲月校長は「地域の宝として継承されてきた梅ちぎりは、全学年の大切な教材で、地域の人との交流など恒例行事となっています」と話していた。