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糸島の「食」事情、戸惑いと機転 新型コロナ影響、支援の輪も広がる

2020.03.13

店主の森さんが作った無料のカレーをおいしそうに食べる小学生たち=糸島市前原中央の「まんまる食堂」

 食材の宝庫として全国に知れ渡る糸島の「食」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている。感染不安から外食を控える動きや、学校臨時休校に伴う給食休止で食材供給計画が狂うなど、「食」関係者に戸惑いや心配が広がっている。一方で、給食を食べられなくなった子どもたちを支えようと、糸島市中心部の飲食店の中には、無料または格安で食事を提供するところもある。

 ●消えたパン50万食

 同市立の全小中学校は3日から臨時休校となり、給食も当然休止。全22校にパンを納入する福岡市西区徳永の「唐人ベーカリー」の担当者がため息をつく。「製造するパンの8割が給食向けのうちにとって大問題。(県内の学校分も含め)3月分、50万食分のパンの提供が消えたのだから」。給食用の製造ラインは先週から停止。糸島市や西区から持ち帰り注文伸び通うパート従業員約60人は、自宅待機に。担当は「従業員の生活を考えると心配だ」と顔を曇らせる。

 糸島市内でニンジンを毎月150㌔以上生産し、JA糸島産直市場「伊都菜彩」を通して学校に納めている農家は「給食用の作付けだから、大量のキャンセルに大慌て。(伊都菜彩の)直売用に回せて大助かり」。

 ●持ち帰り注文伸び

 その伊都菜彩。平日の来店者数が3千人を切ることはあまりなかったが、2月下旬から観光バスが来なくなり2千人台で低迷という。担当者は「売り上げは1割ちょっとダウン。糸島野菜をウリにしている福岡市や関東・関西の飲食店からの注文半減も加わり、打撃」と漏らす。

 福岡県と佐賀県で18店舗を展開する「釜揚げ牧のうどん」(本社・糸島市神在)は、2月後半から前年比10〜15%ほどの客数減という。目立つのは空港店や施設内店舗の減り方。うどん・スープなどの持ち帰り注文が伸び、売上減を若干カバーできている、と同社。

 ●小学生100円で販売

 糸島市前原中央の「まんまる食堂」(森裕美店主)は、保護者同伴の未就学児にミニカレーかご飯・みそ汁セットを無料で提供するサービスを、〝コロナ以前〞から実施していた。給食休止が始まってから今月末まで、対象を「留守家庭の小6以下」に拡大。店休日の火曜と祝休日以外の午前11時〜午後2時に、子どもたちの来店を待っている。

 安価な子ども用日替わり弁当を始めたのは「うめちゃん食堂」(前原中央)。税込みで小学生100円、中学生300円、高校生400円。当面、毎日午前弖時〜午後2時半。前原中央の「アミーゴ」と「バンブー」(いずれもイリスロード伊都商店連合会有志が協力媛媖前原駅北口の媞ビーチ食堂ミスタービーチ)も、子どもや子育て中の母親の財布の負担を和らげるサービスを展開中。

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