糸島新聞
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緊急事態宣言解除初の週末 街に活気、店に笑顔戻る

2021.07.2

居酒屋「磯花」に久しぶりに来店し、くつろぐ常連客ら

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除されてから初めての週末金曜日6月25日には糸島市内の居酒屋や飲食店、スナックなどでは再開を待ちわびた客が来店し、時間制限はあるものの笑顔が戻った。

 午後7時過ぎに、市内の飲食店に生ビール樽を納入した「ビアシティ江川酒販」の江川貴弘社長(42)は「やっと酒が売れる。酒屋としてはうれしい」と、宣言期間中、ノンアルコールやジュース中心に納入していたことに触れ、あんどの表情を浮かべた。江川社長によると20日から、宣言解除後の店再開に向け酒の用意を始めた店が多かったようで、20日、21日の両日が忙しかったという。

 前原中央の居酒屋「磯花」では、通常は午後5時から12時までの営業時間だが、21日の宣言解除後は、県の時短営業の要請に従い午後4時から9時までとして営業を再開した。店主の丸田咲子さんは「予約もぼちぼちで、少ないながらもお客さんが戻ってきた」。約1カ月半の休業を余儀なくされ「長かった。お客さんとお互いに『元気にしていた?』と声を掛け合い、馴染みの顔にほっとした」と話していた。

 丸田池公園横の「屋台さんかく屋」では、オーナーの前田和子さんがラーメンの注文を受けながら「(酒類提供に)時間制限があるのでお客さまも落ち着かないようで『8時になったからごめんなさいね』と言って了解を得ている。もうしばらくの辛抱」と話していた。

 前原中央の居酒屋「ゆづ」は、緊急事態宣言での閉店中の5月に開店5周年を迎えた。宣言解除後初の金曜、土曜日は「何を飲んでもワンコイン500円」の5周年感謝還元キャンペーンを実施した。経営者の吉野健さんは「お客さまが口をそろえ『久しぶり』と声を掛けてくれ本当にうれしかった」と話していた。

 今月開店18周年のスナック「つゆくさ」=前原中央=は、宣言解除の報道後、常連客たちから「いつから開けるのか?」の問い合わせが相次ぎ、月曜日から店を開けた。来店客数はコロナ以前には戻らないが、常連客の笑顔に励まされる竹内和子ママは「私たちの商売はお客さまから元気をもらうんやね。休業中、スッキリせんやった体調も戻った。店を開けられるのは本当にありがたい」と話していた。

 宣言明け、糸島各地に活気 白糸の滝

6月21日から営業再開した「白糸の滝」

 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置に移行して初の週末となった6月26、27日、糸島市内各地では行楽客や家族連れの姿が見られた。

 緊急事態宣言に伴い、5月10日から臨時休業中だった標高900㍍の羽金山中腹に位置する県指定名勝「白糸の滝」(友岡秀文店長)は、6月21日から約1カ月ぶりに営業を再開。涼を求めて訪れた親子やカップルらが、落差24㍍の美しい滝の前で写真を撮ったり、やまめ釣りなどを楽しんだりしていた。

 家族3人と福岡市から訪れた40代の女性は「ここでそうめん流しをするのが我が家の夏の定番。再開を待っていました」と笑顔。

 友岡店長は「宣言明け初の週末は、例年並みの人出だった。お客さまに安心して来ていただけるよう、そうめん流しレーンや釣り竿の消毒、ヤマメ釣り利用者の間隔を確保するなど、対策を徹底して夏本番を迎えたい」と気を引き締めた。

宣言明け、糸島各地に活気 海の家

芥屋海水浴場の海の家「磯の屋」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う福岡県への緊急事態宣言が6月20日に解除され、翌21日から「まん延防止等重点措置」に切り替わる中、糸島市志摩の芥屋海水浴場では、海の家4軒(朝日屋、磯の屋、白浜屋、玄海)が今年もオープンしている。

 6月25日にプレオープンを迎えた海の家「磯の屋」は、飛沫防止対策や、座席などを減らし客同士の間隔を空けるようにするなど、細心の注意を払いながら営業をしていくという。

 芥屋海水浴場組合の吉村眞治組合長(63)は「緊急事態宣言は明けたが、まだまだ予断を許さない状況。海の家は、まん延防止等重点措置に沿っての営業となるため、お客さまにはご不便をお掛けする部分もあるかもしれないが、ご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

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