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ワクチン追加接種 間隔を6カ月に前倒し
2022.02.18
糸島市は、新型コロナの感染「第6波」収束の鍵を握るといわれる3回目のワクチン接種について、国や県の前倒し方針や要請を受け、2回目からの間隔を8カ月から6カ月に短縮する。
市内居住者の新型コロナの感染者数は、12日に148人と過去最多を更新し、15日現在で合計3523人。市内の保育園では6人の陽性者(園児3人、職員3人)が判明(10日現在)し、県がクラスター(感染者集団)として発表した。感染者は1月だけで計953人、2月も15日までですでに計1400人に上り、感染拡大が止まらない。
市全体の2回目のワクチン接種率は1日現在、86・1%(7万9230人)。新型コロナのワクチンは、時間の経過とともに感染予防効果が低下することが報告されている。3回目の追加接種について、市は1日から医療機関での個別接種、4日から伊都文化会館多目的ルーム(同市前原東)での集団接種を開始。
今後は、2回目から半年が経過した18歳以上を対象に順次、クーポン券(接種券)を郵送する計画。例えば、昨年7月19日から同年8月1日に2回目の接種を終えた人は、今月22日に接種券を発送する予定という。
ワクチンの種類は、集団接種が武田/モデルナ社製、市内の医療機関55カ所での個別接種はファイザー社製だが、市のワクチン接種事業室は「ワクチンの供給の関係で、3月以降は個別接種でも一部医療機関では武田/モデルナ社製となる」とする。
また1、2回目と異なるワクチンを使用する交互接種について同事業室は「国の報告では安全性が確認されており、交互接種の方が抗体の増え方が大きいことも分かっている」と説明し、「感染拡大防止のためにも、ワクチンの種類にこだわらず、積極的な追加接種をお願いします」と呼びかけている。
接種券が手元に届いた人から、追加接種の予約ができる。集団接種の予約は、市コロナワクチンコールセンター=0570(092)321へ電話か、LINE(ライン)、インターネットからも予約できる。予約方法やワクチン接種などについての詳細は、市ホームページで確認を(QRコード参照)。