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昭和の糸島291
2020.10.16

秋色に染まる伏龍池 昭和38年10月
「澄み切った秋空をゆるやかに流れる白い雲、その下には雷山山脈の尾根がクッキリ浮かぶ。人通りのない野路をうずめてススキの穂が銀色にかがやく、篠原伏龍池畔の昼さがりのひととき」と、糸島の秋の一コマを紹介している。
場所は、現在の南風台東交差点付近から南側を撮影している。道路の右側には現在、ビレッジハウス前原(旧県営雇用促進住宅)やアパート、住宅、病院などが建ち込めていて、当時とは景色が一変。伏龍池に面した道路左側にも、商店や住宅が建っている。写真の一番奥には脊振山系の雷山や井原山などの稜線が見える。
また、写真左側ススキの奥に木が数本立っている小山は、現在糸島農業高校のミカン栽培などの果樹実習園。
撮影されてから半世紀以上が経過し、自然豊かな静かな地域も大きく様変わりし、近くには南風台という大型住宅団地まででき、すっかり都市化した。