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昭和の糸島297
2020.12.4

商工まつりに面浮立 昭和55年12月
糸島の冬の恒例行事だった前原商工まつりは、毎年前原商店街を中心に5日間行われていたもので、工夫を凝らしたさまざまな催し物が企画され、多くの人でにぎわった。
昭和55年には、初めて佐賀の「面浮立(めんぶりゅう)」の一行25人を招いて豪快な踊りが披露された。佐賀県の鹿島市七浦地区を中心におこった県を代表する民俗芸能であるという面浮立は、この年のメーンイベントのひとつとして招かれた。笛と太鼓にあわせて鬣(たてがみ)を振りながら舞う姿が、まつりに訪れた人々を喜ばせた。
期間中は名店街や南本町一番街一帯に60店ほどの屋台が軒を並べ、西町は植木市や陶器市が行われていた。
この年はほかにも、三味線部隊行列、自衛隊音楽隊のパレード、金光教ボーイスカウトブラスバンドのパレード、当時はやっていた戦隊もののデンジマンショー、演芸大会など、盛りだくさんの催し物が行われ、糸島の師走は華やいだ。