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昭和の糸島298
2020.12.11

今宿駅に門松 昭和61年12月
福岡市西区の今宿駅の玄関口に、早くも門松が飾られた。当時は国鉄最後の年。一足早い迎春風景が、利用者に年の瀬の訪れを実感させた。
門松は今宿駅前商店街の協力で作られたもので、飾りの土台周りが2・2㍍、高さ2㍍余りの大きさで、松竹梅にナンテンも植え込まれた本格的な仕上がりとなった。今宿駅で門松が飾られるのは3年ぶりだったという。この年の翌年からは民営化がスタートするため、国鉄最後の門松となった。
写真を見ると、土台に「今宿駅前商店街」という字がハッキリ見える。豪華な松の枝振りが目を引く。ちょうど電車を降りた人々が入り口に向かって歩いてくるところで、昭和世代に懐かしいダルマポストもある。
現在の同駅の駅舎は、壁を「なまこ壁」風にしたり、全体的に江戸時代の宿場町の建物の雰囲気を漂わせる造りに変わっている。