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2020.12.18

大型搗精工場が完成 昭和54年12月
昭和54年、前原町荻浦の国道202号沿いに、糸島食料協同組合事務所と精米工場が建設した。6月に着工し、12月に竣工式を迎えた。
同組合は、周船寺を含む糸島郡一円の米穀店が組合員で、一日約1万㌔を精米米屋へ供給していた。
当時、筑前前原駅前の事務所と工場が手狭になっていたため、数年前から荻浦に約2030平方㍍の用地を確保し、灯油地下タンク40㌔㍑と、プロパンガス供給基地を建設し、さらにこの大型精米工場と事務所の建設に着手していた。
工場は、鉄骨一部2階の平屋建てで、広さは1018平方㍍、この中に日量1万2000㌔以上の搗精能力のある、当時最新式の佐竹式精米機を設置し、約4万人分の米が供給できるようになった。
事務所は鉄骨2階建て。1階は事務所、2回が会議室、モザイクレンガ張りの外観だった。
組合では工場の建設を機に「ご飯をたべましょう」と米食呼び戻し運動を展開していて、当時から米離れが進んでいたのが分かる。