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昭和の糸島347
2021.12.24

周船寺で人形浄瑠璃上演 昭和40年12月
周船寺商工会が例年12月に開いている年末の「大安売り市」を、この年は12月8日から12日までの5日間開くことに決め、期間中の多彩なイベントを発表した。
9日には「郷土の名酒の利き酒会」。11日は「県警ブラスバンド演奏会」。12日は「素人演芸大会」。11~12日は「今津人形浄瑠璃の上演」などのほか、町内各所でサボテン展示会や生け花展、西部スケッチ展、植木市、自動車展示販売会などが開かれることになった。
この年の目玉イベントは170年以上の伝統がある今津人形浄瑠璃で、福岡県の無形民俗文化財にも指定されていて、今も今津人形芝居保存会の人たちによって守り継がれている。
当日は、周船寺商店街の大谷薬局前に特設された舞台で「傾城阿波鳴門(けいせあわのなると)」などが上演披露され、買い物途中で足を止める人や、観劇目的で訪れた多く人たちでにぎわったという。