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周濠や外提、追加指定へ 国史跡・釜塚古墳

2019.11.29

 北部九州で最大級の円墳である糸島市神在の国指定史跡「釜塚古墳」について、国の文化審議会は15日、指定区域を1540平方㍍拡張する追加指定を文部科学大臣に答申した。指定済みと合わせると約5600平方㍍になる。

 釜塚古墳は、古墳時代中期(5世紀前半)に築造された。墳丘の直径は約56㍍、高さ約10㍍。周りを幅5~7㍍の周濠が円形に巡る。1978~2002年まで3回調査が行われ、82年、国史跡に指定された。

 01年度の第3次調査で、周濠の延長と、その外側に墓域を示す土手状の土盛り遺構である外提(がいてい)が見つかった。全てを含む直径は89㍍に達する。今回追加で指定されるのは、同調査区域に当たる。元は水田とため池だった。

 また、周濠から石見(いわみ)型木製品が出土しているのも同古墳の特徴。全長約2㍍5㌢で先端がY字状に分かれ、帯状の段が2カ所ある。最大幅は34・5㌢、最大厚9・6㌢。ほぼ完全な形をとどめる。

 「儀仗(ぎじょう、指揮棒のようなもの)を模した」などとされる。墓域を邪気から守る目的で、埴輪(はにわ)とともに墳丘に立てられていたと思われる。近畿地方以外で見つかったのは初めてで、最古のものと考えられる。

 これまでの調査結果から、市教委は「釜塚古墳の存在は、弥生時代から5世紀前半の古墳時代になっても、糸島地域が対外交渉の要地としてヤマト王権から重要視されていた証と考えられ、北部九州の古代史を考察する上で大変重要な古墳」としている。

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