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コロナ禍乗り越え、学びや巣立つ/福岡舞鶴高、誠和中で卒業式
2022.03.4

式を終え、教職員らの拍手の中、退場する卒業生たち
福岡市西区徳永の福岡舞鶴高、同誠和中学校(ともに國友秀三校長)で1日、卒業式が開かれた。学校生活の多くの時間をコロナ禍で過ごした卒業生たちが、たくましく次のステージへと旅立った。
同高では、感染症対策として来賓や在校生は式に出席せず、保護者と教員のみが出席。卒業証書は、同中学38人、同高210人を代表して2人が受け取った。
國友校長は「構造の仕組みが変わりつつある社会を生き抜くため、『学び続ける』、『挑戦する』、『若者らしい礼儀正しさと謙虚さを持つ』という3つの姿勢を忘れないように。答えのない課題でも、失敗を恐れずに信念を持って挑戦し、解決しようとする意欲や態度があれば、自ずと道は開ける。多くの人と関わり、自分を成長させて」と告示。山手誠之助理事長は「コロナ禍による厳しい環境にも関わらず、自分を見失うことなく、夢に向かって努力を積み重ねる姿は立派だった」と敬意を表した。
卒業生を代表し、堺裕樹さんが「友人や先生方と会えない時間が続き、人とのつながりの大切さ、当たり前だった日々がいかにかけがえのないものかを知った。私たちには、この経験を活かすことが求められている。大きく変わりつつある社会で、舞鶴高で学んだことを胸に、柔軟に考え、行動できる人になりたい」と話し、晴れやかな表情で学びやに別れを告げた。
また、成績優秀者として、柴田真子さんに県知事賞、松森敦洋さんに日本私立中学高等学校連合会会長賞が贈られた。