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芥屋かぶ継承を糸農生報告 地域住民も一緒に盛り上げ

2022.04.1

地域医の人に活動報告をした「芥屋カ部」の3人の生徒と東さん

 芥屋かぶの継承活動に取り組む、糸農高農業技術科「芥屋カ部」(12人)の3人の生徒が3月25日、芥屋区公民館で地域の18人に今年度の活動報告を行った。コロナ禍で思うように活動できない中でも活動をつづけ、報告会は昨年に続き2回目となった。

 芥屋在住の芥屋かぶ伝承者・東紀子さん(80)から栽培方法を学び、自校の農園で育て、引津小2年生に育て方や収穫、採種の仕方などを指導し、交流を続けてきた。地域と企業の協力で高校生プロデュースによる収穫交流会も実施した。

 2年の杉野慶次さん(17)、川上琉々翔(るると)さん(17)、山田采空(さら)さん(17)は、自校の芥屋かぶ栽培で行った研究成果を報告した。昨年の報告会で「昔は海藻を肥料に与えていた」との話を参考に「どのような肥料が適しているか」を実験。①無施肥区②化学肥料区③海藻区、に分けて行ったところ、①は大小の差が大きく②は均一のサイズに成長し③は大きく成長したが形がいびつで芯ができた―ことを踏まえ、来年は化学肥料と海藻を使って柔らかく、形が均一な芥屋かぶを育てたいと発表した。

 また、芥屋と糸農で育てたものを比べると、芥屋のものが色も形もよいことから「来年度は芥屋の農家の方に協力いただき、土壌分析を行いたい」と次の研究を展望し、「栽培では芥屋の方には勝てないので、芥屋かぶを使ったレシピの開発や広める活動を続けたい」と意欲を見せた。

 芥屋に住んで60年という女性参加者は「芥屋かぶを植え種を採る時、網を張って隔離してきた。種変わりしないよう種を立派に採ることが大事で、それをつないでいくのが私たちの役目ですね」と話していた。
東さんは「色、形のいいものを植え替え、種を採り芥屋かぶを守ってきた地域の人に敬意を表する。糸農生の活発な活動報告を聞きうれしく、芥屋かぶを育てる活動をさらに盛り上げたい」と話していた。

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