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福岡県西方沖地震から15年 住民の団結、北崎校区支える

2020.03.28

15年前、鳥居が倒壊した三所神社

西浦漁港で作業をする柴田しのぶさん(左)は20日、「あの日」に思いをはせた

 2005年の福岡県西方沖地震からちょうど15年となる20日午前10時53分、福岡市西区北崎の一帯に消防サイレンが鳴り響いた。「災害を忘れまい」と、同市消防団北崎分団が地域住民に伝える15回目のメッセージ。
福岡市や旧前原市(現・糸島市)で最大震度6弱を観測。震源に最も近い玄界島など、各地に甚大な被害をもたらした。糸島地域では、1898(明治31)年の糸島地震(震度5強)以来の大きな揺れ。半壊家屋、グラウンドの亀裂や液状化現象、神社の鳥居の倒壊なども。15年たった今、住民は災害を忘れまいと当時を振り返り、地域の絆を確かめ合う。

 福岡市西区・北崎校区では、家屋被害が目立った。全壊3戸、半壊61戸、一部損壊620戸。北崎公民館主事で宮浦に住む黨(とう)秀一さん(55)は、当時も三所(さんしょ)神社=宮浦=の宮司。倒壊した鳥居など当時の惨状が目に焼き付いている。

 「あの日はお彼岸の法要から帰る道中で、北崎に入ると屋根や塀が崩れた家々を目の当たりにした」と遠くを眺め、「避難所での炊き出しやがれきの片付けなどを住民が率先し、培った地域力で非常時を乗り切った」と振り返った。
今年の20日午後5時すぎの西浦漁港。サワラ漁から戻った夫の船を出迎えた柴田しのぶさん(54)は、時間の経過に思いをはせる。「壊れた自宅を建て替えた15年ローンのちょうど半分が終わった。当時はみんなが一致団結し、瓦が落ちた屋根にブルーシートを掛けたり、崩れた塀のブロックを集積場所に運んだりした。避難所では繰り返し起きる余震におびえ、支え合った。今も地震が起きるとあの時を思い出す」と話した。

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