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元岡中分譲新設は湯溜池 2026年4月開校目指す

2020.09.18

湯溜池上空からの写真 =西都校区自治協議会提供(2018年3月撮影)

 福岡市教育委員会は、生徒数が急増している西区の元岡中の分離新設校建設予定地として、JR九大学研都市駅西側にある市の農業用ため池「湯溜(ゆだめ)池」(同区周船寺・約5万6千平方㍍)を選定し、池の西側約半分を埋め立て、2026年4月開校を目指すとして、11日開催の市議会9月定例会の教育こども委員会で報告した。

 選定理由は①池が市有地であり、敷地面積2万3千平方㍍程度を確保でき、運動場や校舎の用地確保が可能②一部の歩道整備を行えば安全な通学路を確保できる③池の埋め立て、造成で26年4月に開校できる可能性が高く、他の候補地では同時期の開校は困難。現在、水利組合関係者(水利権者約40人)と協議を進めている。

 現在、同中へは元岡小、周船寺小、西都小の3校から通学しているが、今年5月1日現在29学級、953人で、昨年からはプレハブ教室を増築して対応している。さらに西都校区新設小学校が23年4月に開校すると、4校から通学することになり、現状のままでは25年度には35学級1280人規模になる見込みだ。

 19年8月から進められてきた西都地区新設小通学区域協議会では、元岡中分離新設校の用地決定後、小中併せて協議を再開するとして、第4回の20年2月で中断している。

 15日に閉会した9月議会で、湯溜池の測量や埋蔵文化財調査の費用など約5716万円を盛り込んだ一般会計補正予算案が可決された。21年度までに用地の測量、設計を行い、22~23年度に造成工事、24~25年度に校舎建設工事、26年4月を開校予定とするスケジュール案も示された。

 丸隈山花火大会は継続

 同池で毎年夏に開催されている「丸隈山観世音大祭奉納花火大会」については、周船寺商工連合会が継続を求めている。市は要望を受け、市消防局などと協議の上、継続できるよう学校施設の整備を行う方針という。

 また、新設分離校への安全な通学路の整備も重要課題だ。新設中の通学路となる、周船寺商店街から湯溜池につながる市道は道幅が狭く、特に丸隈山古墳西側の女原踏切は狭く、車が離合できないほど。現在、小学生も通学に利用しており、新設中が開校後は通学時間帯には小中学生の混雑が見込まれ、現状では危険との指摘もある。

 市教委は、「踏切を含めた危険個所の改善については、関係機関と協議し、児童生徒の安全第一を考え、整備改良していきたい」としている。

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