糸島新聞
1917(大正6)年創刊

毎週木曜日発行 購読料 1カ月 900円(税込)1部 225円(税込)
糸島新聞社
福岡県糸島市前原東1-8-17
TEL:092-322-2220
FAX:092-324-5115
itoshin@blue.ocn.ne.jp

ニュース
News List

野の花学園創立60周年 記念碑除幕 ユニット方式の障害者支援施設完成

2020.12.25

記念碑に並ぶ福田理事長(左)と喜久正和常務

②完成した入所棟「たいようの家」

 障害者の生活支援や就労支援に取り組んでいる社会福祉法人「野の花学園」(法人本部、中央区天神)が創立60周年を迎え、11月25日に福岡市西区今津の第一野の花学園で今夏に建て替えを終えた施設の完工披露を兼ね、記念碑の除幕式が行われた。

 同学園は1959年に設立。障害児の母親5人が福岡市に訓練施設を造ったことを契機に65年には社会福祉法人として西区今津に入所施設「第一野の花学園」を開設。朝倉郡筑前町の第二野の花学園や大野城市、春日市、糸島市でも生活介護や就労支援、自立訓練、グループホーム、放課後等デイサービスなど県内25施設で約1100人が利用する。

 記念碑には学園歌「野の花の歌」の歌詞が刻まれ、理事長の福田量(はかる)さん(89)は「歌碑に恥じないよう、これからもずっと、もっと利用者一人一人に寄り添っていきたい」と語った。

 新築した施設は、利用者60人が入所する施設「第一野の花学園たいようの家」。特徴は、全国の障害者施設では数少ない、ユニット方式で、6つのユニットに分け66の個室を備えている。高齢化や障害の多様化に対応し、障害や特性に合わせて、行動面の把握や介護の必要性など個別の支援ができる。また、ユニット方式なので、感染症対策もできるようになっている。安元照貴施設長は「『共に』の合言葉から『個性を尊重した』施設つくりへと建て替えをした。共有の居間で家庭と変わらない環境で過ごしていただくなど、一人一人のニーズに応えていきたい」と話す。

 同学園は昨年4月、糸島市では初の事業所として、志摩西貝塚に「志摩日々菜々」をオープン。地域の人と学園の利用者が、幼竹を活用したメンマの加工や竹炭作りの作業、耕作できなくなったミカン園の栽培管理などを農福連携による地域共生事業として営んでいる。

ニュース一覧