「糸島ししまん」商品化   糸農高・食品科学科の4人  ジビエで初、普及に弾み

1012糸農ジビエまん糸島農業高(糸島市前原西)食品科学科3年の食品製造ジビエ班(4人)が、イノシシ肉を使った肉まん「糸島ししまん」の開発・製造に成功し、ジビエ食品で初めて商品化までこぎつけた。家庭で手軽に作れるレシピもまとめ、イノシシ肉の普及に弾みをつけそうだ。
同班メンバーは、福本伶詩さん、坂井柚太さん、安本大将さん、吉武啓人さん。
 1012ししまん糸農高は昨年度から食品製造の授業で、糸島ジビエ研究所(同市潤)の西村直人さん(22)の指導を受け糸島のイノシシ肉を使った食品の開発研究をスタート。ギョーザやハンバーグなどの試作まで仕上げた昨年の3年生は、後輩たちにバトンを渡した。
「ししまん」に狙いを定めた4人は、先輩たちの研究成果を参考にしたり、同市内の惣菜店「惣菜畑がんこ」の柚木重信さん(35)の協力も得ながら試作を重ね、味や食感など満足のいく「ししまん」を夏前に完成させた。
具はイノシシひき肉のほか、キャベツ、タマネギ、シイタケ、ニンニク、タケノコなど。しょうゆかすを加えコクを出した。皮の小麦粉をはじめ、ほとんどの材料は糸島産。
製造作業には同科の生徒らが加勢し、800個を量産した。
ジビエ班は9月30日、1日に開かれた「糸島市民まつり」の「糸島グルメグランプリi―1」に出店。1個300円で販売し340個を売り上げた。福本さんは「イノシシ肉は加工して手軽においしく食べられると知ってもらえた」と手応えを語った。
指導した同科の江藤秀夫教諭(41)は「ししまんレシピの開発、製造はイノシシ肉の普及につながる」と教え子たちの頑張りに目を細めた。
200個を試食提供  ファームパーク収穫祭
糸島農高食品科学科は21、22の両日、ファームパーク伊都国(同市高祖)である収穫祭で、「ししまん」を各日100個、合計200個を試食として提供する。県と糸島市による「糸島地域広域連携プロジェクト」の一環で、糸島地域の魅力を掘り起こす。


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