朝倉支援に300人超 福岡舞鶴高 同一校で異例の規模

1109舞鶴全生徒が朝倉支援1109舞鶴全生徒が朝倉支援2福岡舞鶴高(福岡市西区)の生徒ら300人余りが3日、今年7月の豪雨で被災した朝倉市の杷木赤谷に入り、復興支援のボランティアを行った。現地で大規模ボランティアの受け皿役を果たしている「農業災害ボランティアセンター朝倉」を通じた支援。同センターの中核を担うNPO法人日本九援隊(大野城市・肥後孝理事長)によると、同一校で300人を超えるボランティア活動は前例がないという。
参加したのは、舞鶴高1~3年の267人、教員38人、福岡舞鶴誠和中の生徒20人の計325人。
同高ラグビー部員らが5年前から九援隊を通じ、被災地ボランティアに参加。昨年4月の熊本地震では同部が他の運動部に呼び掛けチームとしてボランティアを行った。こうした生徒主体の活動を学校側も全面支援し、7月には200人態勢で朝倉を訪れていた。
この日、生徒たちはスモモや柿の果樹農園3カ所に入り、同センターの指示で班に分かれた。土砂で埋まり枯れかけの木をスコップなどで懸命に掘り出した。埋まった木は無数に広がり、腕が上がらなくなる生徒も。元通りとまではいかないが、ほとんどの土砂は撤去できたという。
果樹園の持ち主は「4代前から続く柿の木たち。自分の代で終わりと思ったが、まさか一日でここまで…」と涙ながらに感謝を伝えたそうだ。
前生徒会長で3年生の小坂陸さんは「現地は、まだまだ復興が進んでいない。多くの人が集まると大きな力になると実感した」と話した。
肥後理事長は「生徒たちの支援で、高齢の農業者たちの表情が明るくなり活気づいた」と同高の支援を高く評価した。


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