あまおう盗、 被害集中 糸島市井原、悔しがる生産者 警察とJAパトロール

0208 イチゴ手入れ作業の井上さん JA糸島管内で、ハウス栽培のブランドイチゴ「博多あまおう」が盗難被害に遭っている。昨年12月中旬から1月中旬にかけ、8件で被害が確認された。JA糸島によると、被害総額は数十万円に上るとしている。
 集中的に被害を受けたのは糸島市井原のイチゴハウス。
 6棟のハウスであまおうを育てているイチゴ農家の田中祐二さん(58)は、昨年12月下旬の朝、ハウス内に入って記憶にない収穫跡があり、熟した赤いイチゴがないことに気付いた。いつも使わない入り 口のビニールがめくれていたことで、被害と確信。イチゴ部会怡土支部に連絡を取り、被害を報告した。
 調べてみると、イチゴは3連棟のハウス全体でちぎり取られており、被害総量は約60パック分に相当する模様。贈答品向け化粧箱に詰める予定のイチゴだった
 田中さんは「曇天と低温で収穫が遅れがちだったところに盗難被害を受け、大きな痛手」と悔しさをにじませる。
 井原の他のイチゴ農家数軒も、同時期に被害に遭い、中には2回盗まれた農家もいるという。
 同支部では部会員とJA職員が協力し、年末から年始に数回、夜間パトロールを実施。各ハウスを巡回するほか、ハウス周辺の不審な車両やハウス内の異変の有無を確認した。同支部は、ハウス内のライトや防犯カメラ設置も検討するとしている。
 盗難被害の相談を受けた糸島署は、パトカーでハウス周辺を巡回。田中さんは、警察やJAのパトロールで防犯効果が高まると期待を寄せている。
 JA糸島は「生産者が丹精込めて育てたイチゴを盗む心ない行為はやめてほしい」と話している。


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