加布里湾でノリ収穫 カモ被害で収量大幅減

0208 新ノリを確認する井田さん 糸島市で唯一、加布里湾でノリ養殖を手掛け、ノリ漁歴が半世紀を超す井田磯弘さん(80)が、今年の収穫作業をそろそろ終える。
 今季の初摘み取りは1月5日。同月に海水温が低かった影響もあり、生育が遅れた。井田さんによると、ノリ種付けを終え、芽が出た昨年11月ごろ湾内を泳ぐカモにノリ芽を食べられた。例年、摘み取りは12月初めから3月まで続くが、今年は不作のため2月中旬ごろで終了の予定だ。
 今季の収量は例年の8割減。板のりで約5万枚を見込む。「来年はカモ対策を十分に取り被害を抑えたい」と井田さん。
 かつて同湾はノリ養殖が盛んだった。ピーク時の40年前は糸島全体で生産者が100人以上いたという。今は井田さん1人に。
 ノリを乾燥後、成形した板のりを手に取った井田さんは「色が黒く艶が良い。まずまずの出来」と自信を見せた。販売は今月中旬から。JA糸島伊都菜彩、Aコープ前原駅南店、一番田舎(同市泊)の各店頭に並ぶ予定。


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