食事や礼の基本学ぶ  一貴山小 「お膳座り」

0208お膳座り 6年生が卒業前に食事などの礼儀作法を学ぶ一貴山小(糸島市二丈)の伝統行事「お膳座り」が1月31日、一貴山公民館で行われた。
 講師は日本礼道小笠原流佐々木社中の総師範、蘇木妙扇さんら4人。児童30人に「卒業式では、体を30度ほど曲げる『行』のお辞儀を。首だけでなく、少し先を見ながら腰から曲げるときれいです」など、「真、行、草」のお辞儀の仕方を伝授した。
 児童の保護者が用意したみそ汁、白菜のおひたし、ご飯などが載ったお膳を前に、全員で「いただきます」と手を合わせた子どもたち。「両手でおわんを持った後、右手で上から箸を取り、左手の中指で挟んで持ち変えること」「箸でおかずを突き刺したり、箸をなめたりしないこと」など食事の作法を学んだ。
 お膳座りは1888(明治21)年ごろ、当時の卒業生たちの前途を祝い、就職して社会に出ても恥ずかしくないようにと、同小初代校長の徳田信矣氏が本膳料理の食事作法を教えたのが始まり。昭和40年代以降途絶えていたが、同小PTAが2006年、約40年ぶりに復活させた。
 体験した志渡澤千夏さん(12)と坂田敦哉君(11)は「今日学んだことを卒業式とか日々の食事とか、これからの生活で生かしていきたい」と話していた。


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