まち角

 「手紙書くから」「次の夏休みには、遊びに行く」。毎夏、福岡での滞在を終え自国へ帰る子どもたちと、一つ屋根の下で過ごした家族が、福岡空港で別れを惜しむ。涙、ハグ、満面の笑み。白、黄、褐色の肌。子どもの数だけ別れの姿がある▼アジア・太平洋の11歳の子どもたちが、県下の各家庭に滞在し、福岡の子ども達と交流する「アジア太平洋こども会議」▼その第1回目に関わった。開会式では暑さで倒れる子どもが相次ぎ、引率してきた大人は行方不明に。果物しか口にしないベジタリアン、ホームシックで泣いてばかりの子どももいた。回を重ね、当時ほどの戸惑いはなくなったと聞く。今年で30回目。訪れた子どもたちは累計1万人を超える▼糸島市は1992(平成4)年から受け付け窓口を設けている。今年は、7月17日~24日の受け入れ家庭を募集中。応募書類は同市地域振興課か同会議事務局のホームページ上にあり、記入後、同課まで郵送または持参する。締め切りは2月15日。電話は092(332)2062 。応募多数の場合は選考▼訪れる子どもたちは、滞在する家の子どもと一緒に登校し、さらに多くの友達との交流も経験する▼コンビニのレジ、駅のホーム。糸島でも外国人と接する機会が増えた。その数は市の人口の1%に迫る。国際交流の最初の一歩は、お互いの違いを知ることだと聞く。いろんな機会を利用して、糸島の子どもたちが一人でも多く、その一歩を踏み出してくれたらいい。


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