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大雨で避難勧告発令/土砂崩れや用水路決壊も/糸島市

2020.07.11

農業用水路が決壊し流れが変わった志摩吉田の田んぼ

 福岡県南部や九州各地に甚大な豪雨被害をもたらした梅雨前線は、6日から8日にかけて、糸島市でも激しい雨を降らせ、警戒が続いた。一時は土砂災害警戒情報が出され、市が避難勧告を発令。8日朝に全ての警報が解除されたが、水路の決壊やがけ崩れなどの被害があった。

 6日午後3時すぎ、市に大雨(土砂災害)警報発令。同6時に市内15校区のコミュニティセンター(コミセン)と市人権センターを自主避難所として開設。同9時の時点で3カ所のコミセンに4世帯8人が避難したが、7日朝までに全員が帰宅した。

 7日午前8時、5段階ある警戒レベルのうち、レベル4に当たる土砂災害警戒情報が出され、市は同8時25分、市内の土砂災害警戒区域の住民(対象者3897世帯7819人)に対し、避難勧告。

 同日朝に一度閉鎖していた15校区のコミセンと市人権センターに加え、市健康福祉センターあごらを避難所として開設。市は同9時半、災害本部を設置し、第1回会議を開催。6日からの経過報告と総務部など各部の対応などを報告した。

 この雨で、市教育委員会は7日朝、通常午前8時半までの登校時間を同9時20分まで遅らせるよう、市内22の小中学校に指示。また下校時刻も繰り上げ、全校とも午後3時までに下校するよう要請。

 8日午前5時25分の土砂災害警戒情報に続き、同6時10分には大雨警報も解除された。同9時に第3回災害対策本部会議が開かれ、市内各所で道路の冠水や河川護岸の一部崩壊などがあったことを報告。各避難所の閉鎖と同本部の廃止を決めた。7日午後10時時点で最大10世帯16人いた避難者は、8日午前9時時点で全員が帰宅した。

 同市志摩吉田の農業用水路に沿った約2㍍の高さの土手が3㍍にわたり崩れた。水の流れが変わり、8日朝8時頃、地域の住民が集まり対策を協議した。近くに住む大江勝さんは「田んぼに水を引く大切な水路。このままでは水が入らなくなる水田がある」と話した。

 同市志摩野北の海岸線沿いの県道では7日午後、土砂崩れにより、道路が土砂で埋まり通行止めに。県は7日と8日にかけ、土砂の撤去を行うなど、大雨は市内各地につめ跡を残した。

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