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「糸島高校前駅」開業、千人駆け付け JR筑肥線、新駅14年ぶり

2019.03.21

下り線のホームで藤井章太駅長(左)と並んで出発の合図をする「一日駅長」の山内惠介さん

 糸島市のJR筑肥線・波多江―筑前前原間に16日、新駅「糸島高校前」が誕生した。同線では2005年の「九大学研都市」以来14年ぶり。南口駅前広場であった開業式典では、パフォーマンスや歌声で盛り上げた糸島高の生徒約200人に加え、一日駅長を務めた同市出身の演歌歌手、山内惠介さん(35)のファンも詰め掛け、計約千人(市発表)が開業を祝った。

 式典では、筑肥線新駅建設促進会会長の月形祐二・糸島市長が「新駅の開業は、地域や糸島高校、関係者など多くの皆さんの熱意のたまもの」と喜んだ。JR九州鉄道事業本部の古宮洋二本部長は「2005年にできた九大学研都市駅は、1年目に1日2500人だった利用人員が、今は1万7千人となり、毎年3~4%伸びている。糸島高校前駅も、場所からみて必ずそうなると確信している」と利用者増に自信を見せた。

 ファンの歓声を受けながら新曲を披露した山内さんのステージ後、同高吹奏楽部の演奏に合わせてダンス部がパフォーマンス。続いて書道部が線路マーク上に「開業」と勢いある字を大書すると、観客はどっと沸いた。月形市長や山内さんら9人が、清新な白い駅舎を背景にテープカットを行った。

 駅舎は2階建てで、南北をつなぐ約70㍍の自由通路と駅舎が一体となった橋上駅。工事費は自由通路が約4億円、駅舎などが約9億円(約4割が寄付金)。市は将来的な1日乗降客数を4800人と見込む。

 新駅開業に合わせ、市が南北の駅前広場に整備したのはそれぞれ、駐輪場=129台分/206台分▽原付駐輪場=21台分/33台分▽一時駐車場=6台分/5台分。コミュニティバスやタクシー、一般車などが停車できるロータリーや公衆トイレも南北に設置。総事業費は約5億4千万円。

 11年に同高同窓会や地元区長会、市などでつくる筑肥線新駅設置促進期成会(14年に新駅建設促進会に名称変更)を立ち上げ、署名や寄付活動などを展開。13年末に設置決定、17年に駅舎などの建設工事に着手し、18年には駅名が糸島高校前に決まった。

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