糸島新聞
創刊100周年

糸島新聞社
1917年(大正6年)創刊
福岡県糸島市前原東1-8-17
TEL:092-322-2220
FAX:092-324-5115
itoshin@blue.ocn.ne.jp

ニュース
News List

かぶとむし牧場
本来の姿、好奇心育む「かぶとむし牧場」話題に活魚茶屋ざうお本店

2018.08.08.21

大好きなカブトムシに囲まれうれしそうな子どもたち
木にしがみついたカブトムシを「えいっ!」と引き剥がす

 多くのバーベキュー客でにぎわう「活魚茶屋ざうお本店」(福岡市西区小田)には、虫好きを喜々とさせるスポットがある。本店駐車場の一角に建つ土日・祝日限定の体験型施設「かぶとむし牧場」が、「リアル感がたまらない」と話題になっている。

手でむんず

 傾斜のある地面、立ち並ぶクヌギの木。30匹ほどのオスの国産カブトムシが、ゼリーを無心になめる。〝カブト臭〟が鼻腔(びくう)をくすぐる。子どもたち、元少年の大人、虫好き女性までもが、カブトの胴体をむんずとつかむ。
 カブトムシを自分の手で捕まえる楽しみを味わってほしい、と昨年7月にオープン。網で囲まれた40平方㍍ほどの「牧場」は、天然のカブトムシの生息環境を忠実に再現したという。
 同牧場の責任者で、企画、設計、施行を手掛けた開発事業本部の南博道さん(50)は「エサ場をめぐり角で競り合うオス同士など、デパートでは見られない本来の姿が見られる」と話す。

 初めて同牧場を訪れた西区の中薗琉海ちゃん(6)、沙夏ちゃん(4)姉妹は「こんなにたくさんのカブトは初めて見た」と目を輝かせた。

本物へのこだわり

 牧場事業スタートと同時に、カブトムシ専用倉庫を設置するこだわり。温度は常に26度に管理。同店の大歯直哉店長(40)は、「倉庫で活動を鈍らせることで個体も傷つかず、元気な状態で外に出せる」という。
 今後は、牧場にクワガタムシを放つことも検討。人が傷つけた幹ではなく、ボクトウガの幼虫が開けた穴から樹液がにじみ出るなど、「限りなく本物に近づけたい」と大歯さん。「本当は、カブトムシの近くに蜂もいて恐る恐る手を伸ばす、みたいなことも再現したい」。大歯さんは少年の笑顔を見せた。

ヒラタにノコギリ

 「牧場」の隣でクワガタの販売と無料ふれあい体験を行い、昆虫ブリーダーとして知る人ぞ知る田中充さん(39)=学習塾経営。
 田中さんが実際に採集・繁殖させた天然のヒラタ、ノコギリなどが並ぶ。8㌢超のオオクワガタも置かれ、子どもたちは手に取って興奮気味に歓声を上げていた。

 子どもたちが、リアルな環境で虫たちと出合うことについて、南さんは「昆虫本来の姿が子どもたちの好奇心を育む。触れ合うことで命そのものを感じてほしい」と話した。

 営業時間は午前10時~夕方まで。料金はカブトムシ採り体験(カブトムシ1ペア、虫かご付き)1200円。入場のみ200円。今季の営業は8月末までの予定。問い合わせは同店=092(809)2668。

ニュース一覧