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特攻で散った岡部少尉 8・6平和劇、4日公演

2019.07.25

稽古をする平和劇の出演者たち。右端が主役の中村夏綺さん

 糸島の子どもたちが主体となり、不戦・平和の願いを舞台で発信する「第8回いとしま8・6平和劇」(いとしまハローピースアクト主催)が8月4日、糸島市の伊都文化会館で開かれる。今年は、鹿児島・鹿屋航空基地を出撃し沖縄特攻で戦死した若き少尉から、出撃直前に「後の世の中の事」への思いを託された島田キヨ子さん(93)=鹿児島市=の物語。

 平和劇のタイトルは「未来へ語り継ぐ言葉(ことのは)~散りゆく桜(はな)―君へたくす」。22歳で命を散らしたその若者は、平和台陸上競技場(福岡市)の名付け親として今年、一躍脚光を浴びている糸島市出身の岡部平太氏(1891~1966)の長男・平一氏。キヨ子さんが、「お国のための死」を前にした息子さんの思いを受け止め、平太氏夫婦宛てにつづった手紙を基に脚色。戦時下にタイムスリップし、戸惑いながら考える現代の子どもたちの話と、「平一―キヨ子」のストーリーが同時並行で進む。

 出演は糸島の小中高生15人ほか。主役のキヨ子さん役は、周船寺小6年の中村夏綺さん(12)。初の演劇挑戦だが、「全力でぶつかる熱意が誰よりある」(演出・東条柳さん)と抜てき。本人は「長いせりふも全部覚え、稽古が楽しい」と目を輝かせる。

 同ピースアクトの江川佳世代表(52)は「子どもたちはキヨ子さんの手紙を何回も読み、特攻隊とは何か、戦時中はどんな生活だったかなどを理解するため、自分たちで懸命に調べた。子どもらが話し合ったことをシナリオに取り入れた。平一さんが『後の世の中』=私たちに託したものは何か、舞台を通して考えて」と話している。

 当日は、会場に平一氏の写真、キヨ子さんの手紙のコピーなどを掲示する。午後2時半開場、3時半開演。第一部は、『Peace Hill 天狗と呼ばれた男 岡部平太物語』の著者、橘京平さんが、平一氏のことを語る。平和劇は第二部(約1時間半)。

 前売りチケットは、高校生以上400円、小中学生100円(当日は各100円増し)。問い合わせは、江川さん=090(5088)5999。

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