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ご神木倒れたが…「こげな時だからこそ」 糸島・宇美八幡宮で秋季大祭

2019.10.18

秋季大祭の「淀祭」を終え、宇美八幡宮のご神体3座が移った3基の神輿。手前左端が武内宮司

撤去できず境内の斜面に横たわったままのご神木

 糸島市川付の宇美八幡宮(武内純夫宮司)で、秋の収穫に感謝する秋季大祭が12、13の両日行われた。同宮は9月22日夜、境内にあった樹齢千年以上とされるご神木のイチイガシ=同市保存樹=が、台風17号の強風で根こそぎ倒される被害に遭ったばかり。氏子総代は「こげな時だからこそ、絶対(大祭は)せないかん」の意見でまとまっていた。

 同宮秋季大祭の一つ「淀祭(よどまつり)」が、12日午後8時から開始。まずは本殿の3座のご神体を3基の神輿(みこし)に移す遷座祭があり、雅楽が流れる中、30人の神輿かきによって丁寧に催された。

 この後、3基の神輿は担がれて山を下り、御旅所での鎮座祭を経て、用意したテントの下で一晩過ごすのが決まり。だが、台風19号の強風でテントが飛び、神輿がダメージを受ける恐れもあったため、今年のお下りは見送られ、拝殿で鎮座祭まで済ませた。神輿の前には、新米、お神酒、尾頭付きのタイ、カブ、塩がお供えされた。

 倒れたご神木は、樹高26㍍超、幹回り約7㍍。大祭に参加した町内会の男性会員は「戦時中、出征する前に、あのご神木を抱くなどして、無事の帰還をお願いした若者もいると聞く。地域の精神的な支えが倒れ、みなさん少なからずショックを受けている」と話す。

 武内宮司によると、ご神木が倒れたのを知った関係者が同宮を訪れ、ご神木の樹齢は約1700年であると説明したという。「クレーンではあの巨木を引き上げられないようだ。年内の撤去は難しい」と武内宮司。氏子総代、地域住民らと共に困っている。

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