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コロナウイルス、糸島に不安と警戒 特養ホーム、家族含めて面会断る 薬局「従業員のマスクも入手不能」

2020.03.1

24日に初開催の予定だった「マルシェ」イベントも急きょ中止に=糸島市前原中央

通常は約10種類のマスクが並ぶ棚に、商品が一つも見当たらない=25日、糸島薬局

 国内の新型コロナウイルスの感染は日を追って拡大しており、重症化し肺炎になると死亡のリスクもあることから、糸島の医療、高齢者施設の関係者の警戒感は強まるばかり。「いつになったら終息するのか」―。市民の多くは不安に包まれている。

 ●玩具を天日干しも

 糸島市志摩久家の特別養護老人ホーム志摩園は、福岡市が新型ウイルス陽性を発表した20日から、家族を含む全ての面会を断っている。3カ所の出入り口に加え食品納入業者の搬入口にも、手指消毒用アルコールを設置。職員に風邪の症状の熱、せき、だるさのうち一つでもあれば自己申告し、出勤しないよう求めている。

 同市浦志のやました小児科医院は、子どもたちが手で触るだけでなく口に入れたりすることもある玩具へのアルコール消毒を、特に注意し、天日干しも行っている。

 ●今後の入荷は不透明

 糸島市前原中央の老舗「糸島薬局」(古賀巌代表)。25日、マスク売り場には「マスク1家族1袋にご協力ください」の掲示があるだけで、1袋も掛かっていなかった。

 新型コロナウイルスの感染リスクを下げると推奨されるマスクや消毒液が、ほとんどの店で売り切れ状態という。市内のドラッグストアやスーパーを探し回る人も少なくないとか。

 同薬局スタッフによると、国内の感染件数が1桁だった1月末からマスクの確保が難しくなり、2月上旬からはマスクと消毒液が欠品、うがい薬や体温計も品薄状態が続くそうだ。20日以降は、マスクを求めて訪れる人が後を絶たなくなった。販売できない時は、うがいと手洗いの徹底を呼び掛けている。

 「うちの従業員も手に入れられない。SARS(重症急性呼吸器症候群)のときもここまではなかったと思う。前代未聞」と同店。今後の入荷や品薄の解消見込みは不透明という。

 ●少人数は各課判断

 20日夕に設置された市の同ウイルス感染症対策本部(本部長・月形祐二市長)。市主催の行事のうち不特定多数が参加するものについては、発症後の感染ルートの追跡調査ができない恐れがあるため、原則「当面中止、または延期」と決定。
少人数のイベントについては「各課の判断」とし、実施する場合はマスクの着用やせきエチケットの励行、入口への手指の消毒剤の設置―など、感染対策を徹底することとしている。

 ●参観日前日に中止

「明日の参観日が急に中止に…」。子どもが前原地区の小学校に通う母親は25日、学校から届いたメールに驚いた。同市教委が同日、市内の全小中学校に「今後の学習参観、集会を中止する」と通知したのだ。市内の中学校は3月13日、小学校は17日に卒業式を控え、市教委は25日の時点で「実施」の方針。もちろん、手洗いやマスク着用を励行しての上。だが、担当者は「(感染拡大の)状況を見ながら、今後も開催について検討していく」と予断を許さない構え。

 ●電話で感染の不安

 糸島市内在住で、37・5度以上の発熱や強いだるさ、息苦しさが4日以上(高齢者や基礎疾患がある人は2日程度)続く場合は、県糸島保健福祉事務所の帰国者・接触者相談センター=092(322)5579/夜間は092(471)0264=へ相談すること。

 県がん感染症疾病対策課によると、県内各地の保健所にかかってくる相談の中には、「持病があるので心配だ」「風邪気味なので会社を休むべきだろうか」など、感染することや他人にうつすのを恐れる内容も多いという。県糸島保健福祉事務所には、20日に15件、21日は12件の相談があった(22〜24日は1〜3件で推移)。

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