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マダイ漁、頼んだよ! 新「幸洋丸」進水式 志摩船越で12年ぶり

2018.10.11

大漁旗を掲げて進む真新しい幸洋丸

 糸島市志摩の船越漁港で5日、天然マダイを狙い2隻の船で網を引く二双吾智網(ごちあみ)漁船「幸洋丸」(仲西幸寿船長、12㌧)の進水式があった。糸島漁協船越支所で10㌧以上の新船は12年ぶり。同支所は「船越のマダイ漁の次世代を担う船」と期待を寄せる。

 長崎県平戸市の造船場で新造された幸洋丸は、繊維強化プラスチック(FRP)船。県漁協連合会が発注し、エンジンなどを除く建造費約4200万円のうち、およそ半分は国の漁船リース事業による補助金。貸し出しを受ける仲西さん(52)が、半年ごとにリース料を払う。

 同支所によると、支所の漁業者は、高齢化と後継者不足から30年前の約半分で、100人を割り込んだ。一方、若い世代の魚食離れから魚価が低迷。「30年前に1箱(5㌔)1万円だったのが、今は3分の1」という。燃料費を含む経費の高騰もあり、漁業を取り巻く環境は厳しい。

 建造から38年経過した旧幸洋丸は、荒波を受けると船底が割れ、浸水。老朽化が著しかった。

 進水式で幸洋丸に乗った仲西さんらは、近くの綿積神社へ沖から参拝。航海の安全と大漁を祈って、船から4、5人が海に飛び込んだ。「夢がかなった」と喜ぶ仲西さん。「息子2人も漁師を継いでくれた。さらに頑張らないと」と意気込んだ。

 糸島市は2011年から16年まで、6年連続で市町村別のマダイ漁獲量日本一。

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