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記憶にも記録にも残る夏 38・5度も記録

2020.09.4

滝の涼を浴びる行楽客ら=8月28日、白糸の滝

 〝コロナ〟と〝暑さ〟で、記憶にも記録にも残る夏が過ぎ去ろうとしている。平年より11日も長かった梅雨が明けたとみられる7月30日以降、短い夏を取り戻すかのように気温が上がり、8月25日は糸島市で最高気温が38・5度と、観測史上2番目の暑さを記録した。7、8月の真夏日(最高気温30度以上)は36日、猛暑日(同35度以上)は4日を数えた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で小中学校の夏休みが短縮されたり、盆踊りなどの伝統行事が中止になったりと、いつもとは様子が違ったこの夏を振り返った。

 

猛暑で人出急増 白糸の滝

 

 標高900㍍の羽金山中腹に位置する県指定名勝「白糸の滝」は、糸島を代表する納涼スポット。ヤマメ釣りやそうめん流しも楽しめ、夏場は多くの家族連れや行楽客でにぎわう。

 県の緊急事態宣言解除を受け、5月21日に営業を再開。数を減らしたそうめん流しレーンは、使用するたびに竹を交換し、消毒後に天日干し。ヤマメ釣り利用者には、氏名、緊急連絡先などを記入してもらい、隣の客との間隔を空けるよう促すなど、感染症対策を打ちながら営業してきた。

 7月以降に再び新型コロナの感染が拡大。外出自粛の動きと、大雨の影響で臨時休業する日もあり、客足は伸びなかった。しかし、8月に入ると一転、猛暑が続いたことで、昨夏を上回るほど人手が急増した。

 「やまめ釣り利用者の記録を見ると、糸島や福岡市西区などから訪れた人が目立つ」と、同滝「ふれあいの里」の友岡秀文店長。コロナ禍で、近場の自然を求める動きがあり、遠出を控えた市民の「避暑地」としてもにぎわったようだ。

 友岡店長は「大雨の影響で、8月に入っても滝の水量が多かった。水流が風を起こし、一段と涼しく感じる。平地と比べ、5度ほど低いはず。まだ暑さは続くようなので、自然の涼を感じに来て」と呼び掛けた。

 

熱中症とコロナ予防両立を

 

 気象庁の3カ月予報では、9月の平均気温を「高い」と見込んでおり、まだまだ暑い日が続きそうだ。

 糸島市消防本部によると、7月の1カ月間に熱中症(疑い含む)で搬送された人は11人(男性9人、女性2人)で、梅雨が長引き気温が上がらなかったことも影響してか、前年の同時期と比べ7人少なかった。内訳は中等症が7人、軽症が4人で、重症の人はいなかった。また高齢者が全体の7割以上を占めた。

 一方、8月は26日現在で30人(男性17人、女性13人)と、同比で11人も増えた。8月25日に最高気温38・5度を記録するなど、連日30度超えの真夏日や猛暑日が続いたことが影響した。内訳は中等症、軽症とも15人で重症の人はいなかった。全体に占める高齢者の割合は、6割だった。

 今後しばらくは熱中症への警戒を怠ることはできないが、今年は同時に新型コロナへの感染防止にも気を配らなければならない。

 感染対策に欠かせないマスク着用は、体内に熱がこもりやすくなることで、熱中症のリスクが増すともいわれる。

 糸島市は、人と社会的距離(2㍍以上)が十分確保できている場合は、マスクを外してもよい▽マスクをしていると水分補給の機会も減りがちなので、喉が渇く前に小まめに水分補給をする▽マスク着用の際は、激しい運動などは避ける▽家庭用エアコンの多くは換気機能を備えていないため、感染予防のためには時々窓を開けて風通しをよくする―など、熱中症と感染症の両方をうまく予防するよう、呼び掛けている。

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