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不知火収穫始まる 志摩西貝塚の進藤さん
2021.02.12

不知火の収穫作業に精を出す喜一さん(左)と和代さん
糸島市で不知火(しらぬい)の収穫が始まった。JA糸島柑橘(かんきつ)部会に所属する同市志摩西貝塚の進藤喜一さん(70)のハウスにはオレンジに色づいた不知火がたわわに実る。6日、喜一さんと妻の和代さん(71)が、直径10㌢程に育った実を、ひとつずつ丁寧に収穫していった。
不知火は「ポンカン」と「清見」の交配品種。光センサーで糖度13度以上、酸度1%以下のものを「デコポン」の商品名で出荷する。甘味が強い上に、皮が柔らかで、手でむくことができるので食べやすさでも人気だ。
進藤さんは約3000平方㍍で不知火を栽培し、農福連携で地元の野の花学園の障害福祉サービス事業所「志摩日々菜々」の利用者が摘果作業を手伝っている。「多少のヒヨドリ被害はあるものの、大きさも糖度も上等の出来です」と今年の販売に期待を寄せる。
当日の収穫分は、8日にJA糸島園芸流通センターに出荷。ハウス物の出荷は3月初旬まで続く。JA糸島では東京、京都、広島、福岡の市場へ出荷する。