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福祉の悩みワンストップで/総合相談窓口を開設

2021.04.9

糸島市役所の福祉の総合相談窓口

「年金暮らしだが、引きこもりの50代の子どもがいて、これからの生活が不安」「子育てと親の介護が重なって、身体的にも精神的にもきつい」など、糸島市は生活困窮や障害、高齢、介護、子育てなど、いくつもの分野にまたがる悩みを抱える人たちの相談を一手に受け付ける「福祉の総合相談窓口」を1日、開設した。

80代の親が50代の引きこもりの子の生活を支え、親子で困窮する「8050問題」や、親の介護と育児を同時に担う「ダブルケア」などが社会問題となっている。

市福祉支援課によると、他にも「引きこもりは障害ではないので、障害福祉サービスは受けられないと言われたが、仕事も続かず、今後の生活が不安」といったケースなど、複数の課題を同時に背負い込んだり、制度の狭間で支援が受けられなかったりという世帯が増えている。

人権福祉部の嘉村文枝部長は「2019年度は、新規で270件の生活困窮担当への相談があったが、うち約7割は複数の課を回っていただいた。今後は、逆に関係部署の職員が窓口に集まり、ワンストップで相談内容を聞くように変わる」と説明する。

同窓口は、市役所新館2階の福祉支援課内に設置。受け付け時間は、平日午前9時から午後5時まで。業務は市社会福祉協議会に委託し、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持つ相談支援包括化推進員を計2人配置。

同じく市社協に委託している生活困窮者自立相談事業の社会福祉士など、相談員4人とチームを組み、複合的な課題や制度の狭間の相談など、相談者に寄り添いながら解決に向けたサポートを行う。

相談は本人だけでなく、家族や関係者からも受け付ける。同課は「今回、専用ダイヤルを設置し、今後はメールでも相談できるように体制を整備したい」といい、「市役所がワンチームとなり、迅速に支援できるように体制を整える。複雑で困難な場合は金融機関や弁護士など市役所外の専門機関とも連携し、必要に応じて自宅への訪問なども行う」としている。

市福祉相談専用ダイヤル(直通)=092(332)2109。

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