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夜間の騒音苦情相次ぐ 糸島市の二丈パーキング

2021.04.16

マナー遵守を呼びかける看板が設置されている

 糸島市二丈鹿家の二丈パーキングで夜間、バイクで大きな音をたてたり、たむろして大声で話したりする迷惑行為が問題となっている。今年3月、パーキングを管理する国交省九州地方整備局福岡国道事務所と糸島市、糸島署が連名でマナー遵守を呼びかける看板を2カ所に設置。同署はゴールデンウイーク中の29日から5月10日、夜9時から朝5時までの夜間閉鎖を、同事務所に要請している。

 二丈パーキングは、昼は「鳴き砂」で有名な「姉子の浜」目当ての観光客やサーファーでにぎわう駐車場だが、夜になると福岡、佐賀両県から暴走族や旧車會(きゅうしゃかい)が目指す〝目的地〟となっており、バイクや車が集まるたまり場に変貌する。

 近くに住む女性は「車やバイクが多いときは40~50台集まり、深夜まで、夏は朝方まで、エンジンをふかしたり、騒いだり。花火をすることもあり、眠れないし、人身事故が起こりはしないかと心配」と頭を悩ませる。

 パーキングではこれまでも、防犯カメラや若者だけに聞こえる「モスキート音」を出す装置を設置するなど、対策を取ってきた。さらに、同署は県警本部や隣接の佐賀県唐津署などとも連携。深夜から未明にかけて爆音を響かせて走る車やバイクの大がかりな取り締まりを、2018年から20年にかけて3年間で計18回実施。

 しかし、取り締まりが終わるとバイクなどが戻ってくる〝いたちごっこ〟が繰り返され、迷惑行為は減る気配はないという。

 糸島署によると、暴走族が「音をたてて走っている」「連なっている」などの110番は、昨年1年間で162件と、前年比で50%(54件)も増加。うち8~9割がパーキング周辺の住民からの通報。

 昨年の暴走族関連の通報は県内35署中、ワースト6位。今年に入り2月末までにも31件と、前年同期比520%(26件)増え、ワースト1位となっている。

 パーキングの夜間閉鎖を求める声は、地元の福吉校区振興協議会からも上がっている。同協議会は昨年11月、同事務所と糸島市、糸島署に同12月から当分の間、夜間閉鎖するよう要請書を提出した。

 同事務所は「パーキングは、長距離ドライバーなどの休憩所として夜中でもトイレに行けるように作っている。長期間の夜間閉鎖については、その利便性が失われる問題もあるため、年末年始など要請のある時期については糸島署や糸島市と相談しながら夜間閉鎖を検討するが、今のところ常時夜間閉鎖するという考えは持っていない」としている。

 糸島署は「違反行為に対しては、今後も厳しく取り締まりを行う」と語気を強めている。

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