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旧施設の解体始まる/前原南コミセン

2021.04.30

新前原南コミセンの完成予定図(糸島市提供)

 

新前原南コミセンの完成予定図(糸島市提供)

 糸島市の前原南コミュニティセンター(旧前原南公民館)の解体工事が、始まった。建物の老朽化と、前原南校区の人口増加から、同所での建て替えが決まっていた。子育て世代にも優しい新コミセンは、今年の夏に建設工事が始まり、開館は来年秋頃の予定。新コミセンが完成するまでの間は、同市篠原東の「篠原農民館」を、事務所機能のみを有する仮設事務所とする。

 旧前原南公民館は、1984年の完成から37年が経過し、老朽化が進んでいた。前原南校区運営委員会は市に対し、2014年から18年までに計3回、建て替えの要望書を提出していた。また校区内に新興住宅地「伊都の杜」(前原東土地区画整理事業)ができたことで、増加する人口に対応するため、19年に建て替えの方針が決定。

 今年2月に旧コミセンから仮設事務所への引っ越しが完了。1983年の校区創立を記念して植えたマキの木と校区10周年の記念碑は、新コミセンに移設する。コミセン敷地内にあったサザンカやツツジなどの木は、校区内で希望する人を募り、解体工事前に譲り渡した。

 仮設事務所の篠原農民館は、サークルなどへの貸館は行われていない。災害が発生した場合、自主避難は、同市潤の市健康福祉センターあごらか、近隣のコミセンへ▽避難勧告などが発令された場合は、前原中体育館―などへ避難する。

 新コミセンは2階建てで、本館と大研修室棟の2棟から成る。延べ床面積は約1060平方㍍で、旧コミセンの約1・4倍広くなる。

 バリアフリーはもちろん、本館1階の階段下には、子どもたちが靴を脱いで本を読める「図書コーナー」を設ける。旧コミセンで使用していた背の低い本棚を再利用し、くつろげるスペースとしたり、おむつ台などを
配置した授乳室を設けたりと、同校区で増えている子育て世代の人たちも使いやすいよう配慮されている。

 館内の廊下など共用スペースにピクチャーレールを設置し、絵や書など、校区の人たちの作品を展示できるようになる。団体室や大研修室のほか、マンホールトイレなども備え、災害に強い施設を目指す。市地域振興課は「多世代交流や文化・芸術、地域防災などまちづくりの拠点として、多くの方に利用していただける施設にしたい」としている。

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