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漁港の車止めを焼き鳥台に未来航路がエコな新商品

2021.07.30

車止めで造った家庭用焼き鳥台「串鐵」(中央)、手に持つ大谷部長(右)と河原社長

 漁港・港湾用の車止めを製造する未来航路(河原良平社長)=糸島市志摩松隈=は、このほど車止め本体に使う角形鋼管(コラム)の端材で家庭用焼き鳥台「串鐵(くしてつ)」を製作し、6月末から販売開始。「漁港の車止めが焼き鳥台に変身」と廃材活用の好例として話題になっている。さらに、コロナ下でおうち時間を楽しめると売れ行きは好調で、金属加工のプロ職人が1個1個手間暇掛けた「串鐵」はすでに50台を納品した。

 車止めは、港の岸壁の設計に合わせて切断し製品を作るため、場所によっては多くのコラムの端材が出てしまうのが課題だった。これを解決したのは社員のアイデア。今年度スタートした、社員がアイデアを持ち寄りプレゼンし、未来にプラスになるものを開発する「みらい+プロジェクト」1回目に発表したのが、製造部の大谷浩司部長(47)で、コラムの端材で焼き鳥台を10年前から試作していたことで製品化した。

 厚さ6㍉のコラム使用で重量感があり丈夫、串置き部分はステンレス製でさびずに手入れが簡単。コンパクトに収納できる。大谷部長は「串鐵の利用で、当社の主力商品『車止め』が市民に広がればうれしい」と売れ行き好調に笑顔を見せ、河原社長(44)は「社員の柔軟な発想から始まった製品。困ったことを解決するため、現場の声に耳を傾け改良、改善を重ね、アイデアを出し製品に取り入れ、ファン作りにつながれば」。

 環境問題にも取り組む同社は、水面に浮遊するごみを回収する電気走行でCO2排出ゼロのラジコン式ゴミ回収船「エコボート」の開発や梱包資材をプラスチック材から切り替えもしている。今年2月からは、社員で定期的に海岸清掃も行う。

 串鐵の問い合わせは同社=092(327)3888、https://www.miraikouro.co.jp/

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