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空梅雨でピンチ 瑞梅寺ダム貯水率低下

2021.08.6

水位が下がっている瑞梅寺ダム(7月29日時点)

 6、7月の少雨の影響で、糸島市民の水がめである瑞梅寺ダムの貯水率が2日現在、40・72%まで下がっている。例年なら梅雨明け後のこの時期は9割以上の貯水率があるが、市水道課は「このままダムの貯水率が下がれば、水不足の影響が出ないか心配」と顔を曇らせる。

 瑞梅寺ダムの利水容量は、122万㌧(都市用水62万㌧、農業用水60万㌧)。田植えのために農業用水の取水が始まった6月1日には93・14%あった同ダムの貯水率は、梅雨が明けた7月13日には46・24%にまで減った。

 市の6月の平均降水量243㍉に対し、今年6月の降水量は118㍉と半分以下。7月はさらに悪化し、平均294㍉に対し、今年7月は55㍉と、例年の19%ほどしか雨が降らなかったのが原因。

 市は、水道水など同ダムからの都市用水の取水量を絞り、ダムの貯水量の温存を図っている。

 幸い、福岡地区水道企業団の水源である江川、寺内、合所、大山ダムなどの貯水率は90%程度あり、市の水道水は同企業団からの水と地下水で確保可能なため「今のところ飲み水に大きな影響はないと思われる」としている。

 しかし農業用水については、お盆前までに田んぼに水が必要で、取水時期に入る。8月上旬から農業用水の放流が始まっており、瑞梅寺ダムの水位がさらに下がることになる。

 市は、同ダムの貯水率が30%未満になった場合、市上下水道部内に「節水対策会議」、20%未満で市長ら市三役と各部長による「渇水対策本部」を設置する予定。

 市水道課は、同ダムからの都市用水の取水をさらに減らすとともに、今後、農業用水の取水時期や取水方法について調整を進めるとしており、1日の市広報で市民に節水への協力を呼びかけている。

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