糸島新聞
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パラ柔道の瀬戸選手 糸島市に「銅」報告

2021.09.10

「応援が力になった」と瀬戸選手(右)

 東京パラリンピックの柔道男子66㌔級に初出場し、銅メダルに輝いた糸島市出身の瀬戸勇次郎選手(21)=福岡教育大4年=が7日、同市役所を訪れ、月形祐二市長に結果を報告した。糸島農協や糸島漁協から糸島牛やマダイなどが贈られ、瀬戸選手は「糸島の皆さんの温かい応援が力になった。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 瀬戸選手は先天性の色覚異常で、弱視。大会では準々決勝で今大会金メダルの選手に敗れたが、敗者復活戦では先に技ありを取られながらも残り37秒、大内刈りで逆転の一本勝ち。3位決定戦でも世界ランキング3位のガムヤシビリ選手に先に技ありを取られるが、瀬戸選手はすぐに技ありを取り返すと2分6秒、鮮やかな内股透かしで一本勝ち。

 瀬戸選手は「世界ランキング19位からの銅メダルは、自分自身でもよくやったと思うが、66㌔級はずっとメダルを取ってきた階級であり、自国開催でもあり、最低限の役割は果たせたのではないか」としながらも「本来なら金がほしかった。表彰式でそれを実感した。これで満足していい結果だとは思っていない」と明かし、3年後のパリに向け、「特別支援学校の教師になるための勉強とともに頑張っていきたい」と語った。

 瀬戸選手が4歳で波多江柔道スポーツ少年団に入団してから小学校卒業まで指導した廣川康稔さん(65)は「小柄ながら負けん気が強くて、投げられても倒されても相手に向かっていく姿をよく覚えている。積み重ねた努力が、メダルにつながったと思う。糸島で柔道をする子どもたちのいい目標」と目じりを下げた。

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