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戦争が二度と起こらないように 8・6平和劇「ハンナのかばん」 テーマはホロコースト

2018.08.21

盛り上がりが最高潮となった劇中劇「ブルンディバール」の場面

糸島の子どもたちが主体となり戦争体験といのちの大切さを舞台で語り継ぐ、第7回いとしま8・6平和劇「ハンナのかばん~テレジンの幼い画家たち」が5日、糸島市の伊都文化会館であり、昼の部と夜の部で計900人が熱演に見入り、拍手を送った。いとしまハローピースアクト(江川佳世代表)主催。

話の舞台は、第2次世界大戦中、ナチス・ドイツによるユダヤ人狩りが始まったチェコ。母や父の強制収容所送りに続き、主人公の少女ハンナは兄ジョージと共にテレジン収容所へ送られた。ナチスは国際赤十字を欺くため、収容所で文化活動やスポーツをさせており、ハンナは絵描きを楽しんだ。一方、「ブルンディバール」というオペレッタ(小歌劇)にはヒトラーを暗に風刺する意味が込められ、子どもたちは懸命に歌い踊った。

妹ハンナのかばんが日本で平和を訴えるために役立っていると知った兄ジョージが、感極まるシーン

ハンナはついにアウシュビッツへ移され、13歳でこの世を去る。ハンナを守ると誓ったジョージは奇跡的に生き残った。高齢となったジョージは、ハンナのかばんが日本で平和を発信するために使われていると知り、心に秘め続けたハンナのことを語る決意をした。

脚本・演出は波多江小教諭の馬場千恵美さん。2017年末には、馬場さん、江川代表らメンバー6人で「ホロコーストの記憶を歩く」と題し、テレジン、アウシュビッツの収容所などを回った。学習会も重ね、平和を考えながら舞台をつくり上げていった。

この平和劇は糸島の学校教諭を中心に1991年に開始。2004年から子どもたちを幅広く募るようになり、12年から運営母体が保護者に変わった。

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