糸島新聞
1917(大正6)年創刊

毎週木曜日発行 購読料 1カ月 900円(税込)1部 225円(税込)
糸島新聞社
福岡県糸島市前原東1-8-17
TEL:092-322-2220
FAX:092-324-5115
itoshin@blue.ocn.ne.jp

ニュース
News List

糸島市長に月形氏3選 「ワンランク上の糸島を」

2022.02.4

月形氏不在のまま行われた万歳三唱

「市民の声を受け止めて」と岸塚氏

 

伊都文化会館で行われた開票の様子

 

 

糸島市長選が1月30日、投開票され、無所属で現職の月形祐二氏(63)=自民、公明推薦=が、無所属の新人で元福祉施設職員の岸塚由将氏(46)を破り、3選を果たした。当日有権者数は、8万4021人。投票率は前回を5・96㌽下回り、51・22%と過去最低だった。

 

当初無風とみられていた市長選は、告示日間近になって岸塚氏が出馬を表明し、一転して現職と新人の一騎打ちに。

月形氏は、第1次長期総合計画に掲げた人口10万2千人の達成など2期8年の実績を挙げ、組織戦を展開。「将来的な人口減少や超高齢化社会を見据え、ワンランク上の糸島づくりを」とアピール。

選挙を通じ「市民の意思を示す」と挑んだ岸塚氏は、「新市庁舎建設を凍結して予算を確保し、新型コロナウイルス対策を最優先に取り組みたい」などと、自転車で市内を回って支持を訴えた。

月形氏は、選挙事務所(同市前原北)で開票状況を見守る予定だったが、同日夕に節々の痛みなどを訴えて医療機関で新型コロナの抗原検査を受け、発熱などの症状もあるため医師の判断により陽性が確定。9日まで10日間、自宅療養し、10日に初登庁する予定という。

同事務所では月形氏不在のまま、井田磯弘後援会長ら約10人が開票速報に耳を傾け、大勢が決した1月30日午後11時半すぎに万歳三唱。

月形氏は事務所を通じ、「まずはコロナの収束に全力を注ぐ。市民と共に創り上げた第2次長期総合計画にうたう総合運動公園、新庁舎を着実に進め、今後も予想される大規模災害にも対応できる安全安心の拠点を整備するとともに、人とまちの魅力が輝く豊かさ実感都市を実現していく。糸島の魅力である豊かな自然や歴史、農林水産物など、これまで取り組んできたブランド糸島にさらに磨きをかけ、これからも誰一人取り残さない持続可能な都市を構築する」と当選の弁を述べた。

一方、敗れた岸塚氏は、開票が行われた伊都文化会館=前原東=で開票状況を見守り、同30日午後11時半時すぎ、落選が濃厚となると、駆け付けた支持者に「遠く及ばなかった。応援ありがとうございました」と頭を下げた。

岸塚氏は「私の告示日間近の立候補で、無風とみられていたのが一転、選挙になったにも関わらず、あれだけの票を集める月形市長の強さを感じた。一方で、9千票余りが私に入ったのも事実。市民の声をしっかりと受け止めてもらい、3期目に生かしてほしい」と語った。

ニュース一覧